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何のためにめっきをするの?

装飾性の向上

何のためにめっきをするの?

めっきの最も初期の用途は装飾でした。金や銀を基材にめっきすることで、物体に美しい外観を与えることができ、貴族や王族の装飾品として使用されました。現代でも、ジュエリーや高級時計、さらには自動車の装飾部品など、多くの製品に装飾目的でめっきが施されています。金属の表面に薄い層で金や銀、クロムなどの高光沢金属を付けることにより、製品はより魅力的に、そして高級感を増すことができます。

耐食性の向上

何のためにめっきをするの?

鉄などの金属は、湿気や酸素、塩分に触れると錆びやすく、腐食が進行します。めっき技術は、金属の表面に耐食性のある金属をコーティングすることで、こうした腐食を防ぎ、製品の寿命を延ばします。特に亜鉛めっきやニッケルめっきなどは、腐食から金属を保護するために広く利用されています。亜鉛めっきは、鋼鉄などの鉄系材料に施され、塩害の影響を防ぐため、橋梁や車両の部品、家電製品などに多く見られます。

機能性の向上

何のためにめっきをするの?

めっきは単なる装飾や耐久性向上だけでなく、機能面でも重要な役割を果たします。たとえば、金めっきや銀めっきは、高い導電性を持ち、電子機器の端子や接点、回路基板などに利用されます。また、耐摩耗性や滑り性を高めるために、カーバイドやチタンなどの金属を用いてめっきすることもあります。これにより、金属部品の摩耗を減少させ、機械の性能を維持することができます。

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